借金をするその前に!-その1

近年の融資方法は、とても便利で利便性の高いものになっている反面、それに伴うリスクもしっかりと把握しておかなければいけません。借金をする前に、考えておくべきことや、知っておくべきことについて、説明していこうと思います。

◆本当に借金が必要か?

借金をする機会は、一昔前と比べて非常に増えています。その理由として、たとえばパソコンや高価な家電製品が、一家に一台の時代から一人一台の時代へと変化していっていることが、大きいです。パソコンは、つい10年ほど前までは、一家に一台あればよいものでしたが、近年では一人1〜2台所有するようになりつつあります。

また、携帯電話も当たり前に一人一台以上所有しますが、これも決して安いものではありません。近年では、学生であっても知らず知らずのうちに、この携帯電話の購入にローンを組まされています。おそらく現代人ではこれが人生最初の借金と言ってもいいのではないでしょうか?

ショッピングローンなどを含めると、本当に身近なところに借金があります。ローンを組む前に、今一度考えてみてください。本当に借金をしたり分割支払いで購入する必要のあるものでしょうか?貯金をすることはできないのか?もしくは、貯金してから買っても遅くないのではないか?そもそも一時的な物欲であり、特になくても支障がないものなのではないか?

など、今一度よく考えてみてください。ローンを組めば簡単に高額な商品が買えてしまいます。一時の感情の高ぶりから、衝動買いに走らないようにしたいところです。

◆利用総額は返せると見込める額の半額が無難

さて、実際に借金をする時に、借りる総額ですが、これについてもしっかりと計画が必要です。当然ながら返しきれないような額を借りてしまっては、返済に苦しむことになります。借りる総額のめやすとして、これは私の個人的な考えですが、実際に「返せる」と見込める額の半額程度が相場です。

つまり、自分自身で計算してみて、「30万円くらいなら借りても返済できるな」と思うのであれば、実際は15万円程度の借入にとどめておくことが必要ということです。

家計状況は常に変化します。今現在は30万円借りても返済ができると考えていても、返済している2年や3年間の間に、状況が変わることというのは良くあることです。たとえば、突然車が壊れてしまって、やむを得ずローンを組んだり、リストラされた、あるいは収入が減ったなど、いつどこで返済が厳しくなってくるかわかりません。

これくらいの額ならギリギリ返済できるという額を借りてしまうと、後で泣きを見ることになるかもしれません。

リボ払いのリスク

近年の多くの借入方法や分割支払いなどに採用されている「リボ払い」とは、一体どのようなものなのでしょうか?これが導入されたことによって、とても便利になりましたが、前のページでお伝えした通り、便利だということは、リスクも大きいということです。リボ払いの注意点とリスクについて、考えていきましょう。

◆リボ払いってなに?

まずは、このリボ払いについて簡単に解説していきましょう。リボ払いとは「リボルビング支払い」のことで、残高繰り越し型の返済方法です。

簡単に説明すると、毎月の返済額を任意で設定できます。自分のお財布にあわせた額を返済していくことができます。通常のローンなどの分割支払いは、毎月定額ですので回数も金利の計算も一定です。しかし、リボ払いは、返済額を任意に決められるため、残りの残高は、どんどん翌月へと繰り越されていきます。

◆リボ払いのメリット

リボ払いのメリットとして、自分の収支状況に合わせた返済ができるという点があります。通常の分割支払いのような定額の返済では、たまたま出費が重なった月に、返済が厳しくなることがあります。しかし、月々の返済額を少なくしてしまうと、返済が長引いてしまいます。

リボ払いでは、返済額を月々で任意に設定できることで、ボーナスが入った月には、多めにまとめて返済して、出費が重なって返済が厳しい月には、最低額での返済。。。というふうに、ライフスタイルに合わせて柔軟に返済していくことができます。

リボ払いのシステムとして、補足しておくと、金融ごとに月々の最低返済額が決まっています。つまり、全く返さない月があってもいいわけではなく、5000円なり1万円なり、月々の最低となる返済額は決まっています。これを下回らないようにして、任意に設定できるというわけです。

◆金利がだるま式に積み上がっていくリスク

さて、本題に戻って、この便利なリボ払いのリスクを考えていきましょう。まず、金利というのは、返済額の残高に対してかかってきます。定額の返済方式だと、最終的にトータルで付加される金利の計算もしやすいですが、こうしたリボ払いの場合、返済が長引く場合も多いですから、金利の総額や返済残高が不明瞭です。

自分では、順調に返せているつもりでも、じつは全然元本が減っておらず、金利がその間にもどんどん付加されていってしまっている可能性があります。金利の計算は、返済額によっても変動するため、たとえ月々定額で返済していく場合でも、私たち素人にはなかなか難しいものがあります。それが、不規則なリボ払いともなれば、正確な金利や借金の残高を計算することは、至難の業です。

また、多くの人が、リボ払いで任意に返済額を指定できるとしても、最低返済額で足りるのであれば、それで済ませてしまうことが多くなります。収支にあわせて返済額を増やしたり減らしたりできるはずが、結局、一番低い返済額で、返済を長引かせる人が多くなります。

おまとめローンは審査が通りづらい?

おまとめローンについてもう少しお話ししていきましょう。おまとめローンは、今まで借りていた別々の融資をひとつにまとめて一本化する制度だと、お話ししてきました。当然ながら、一本化するということは、それだけ高額な借入になることも多いというわけです。おまとめローンの審査もそれだけ、厳しくなることが予想されます。

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◆おまとめローンは審査が厳しいのか?

おまとめローンに限らず言えることですが、高額な借入になればなるほど、金融側は慎重になります。返済能力のない人間に貸付してしまうのも、もちろん問題ですが、返済ができないとなると、金融側も困るわけです。

おまとめローンでどれだけの借入をするかによりますが、高額な借入をする場合は、それなりに審査が厳しくなるということを覚悟しておいたほうが良いでしょう。なるべく条件の良い金融から審査をかけていき、消去法でめげずに審査を続けていくのが良いと思います。

◆銀行系のおまとめは審査が厳しい

一般的に、銀行系のおまとめローンのほうが審査が厳しいです。これもおまとめローンに限らず言えることなのですが、銀行系の融資は、条件がいいです。金利設定が低かったり、利用限度額が高かったりします。当然、それだけ人気が高く利用者も多くなります。

銀行としては、信頼度が命ですから、無理な貸付はおこないません。そこら辺の審査は、おそらくトップクラスで慎重なのではないかと思います。

◆おまとめローンは総量規制の対象外

さて、総量規制のおはなしを掘り起こしますが、これには例外もいくつかあると説明しました。自動車ローンや住宅ローンで総量規制を敷いてしまうと、殆どの人がそれらを利用できないことになってしまいます。たとえば、3000万円の住宅をローンで購入するのに、総量規制を敷いてしまうと、年収が1億円近い人でなければ住宅ローン組めない計算になってしまうからです。

おまとめローンに関しても、同様に総量規制の対象外となっています。つまり、消費者金融であろうが銀行であろうが、総量規制を気にせず貸し付けることができるのです。しかし、これは金融側や消費者にとってメリットばかりではありません。金融側としては、よりいっそう慎重に審査をしなければ、貸し付けたお金が返ってこない可能性も出てきます。総量規制の対象外だからといって、審査が甘いということは決してありませんが、比較的審査に通りやすいローンもありますので、審査に不安を感じている方は審査に通りやすい審査で選べるおまとめローン一覧を参考にしてみるのも良いと思います。兎に角、無理のない返済できっちり返済する事が何よりの事です。

おまとめローンを利用するときの注意点

借金で借金を返済することがなかったとしても、今までにいろいろな金融から借りてきた借金が複数ある人も多いのではないでしょうか?複数の借入をまとめる方法として「おまとめローン」があります。

◆おまとめローンとは?

おまとめローンとは、複数の債務をまとめて一本化するために用意された、高額な借入を可能とした融資制度です。人生の中で、お金を借りなければいけない時というのは、案外沢山あります。自動車を購入する時であったり、住宅のローン、そして、家電製品やショッピングで組むローンなどです。

上記以外の借金をする時でも、その都度、条件や金利の良い融資方法を選ぶことから、複数の借入になってしまうこともあります。特に自動車や住宅のローンとなれば、高額で長期的な返済になります。こうした複数の借入をひとつにまとめることにはメリットがあります。

◆おまとめローンのメリット

まず、複数の金融に返済をしていくのであれば、それぞれに金利がかかってきます。金利の常識として、少額な借入ほど金利設定は高く、高額な借入ほど金利設定が低くなる傾向にあります。総額で考えると結構な借入であるにもかかわらず、個々で見ると少額の借入であるため、非常に高い金利をそれぞれに支払わされている可能性があります。一本化することによって、返済する金融はひとつとなり、返済額もひとつにまとまりますから、金利設定も低くなります。

また、複数の金融に返済をするということは、それぞれの金融にあわせた返済方法をとらなければいけません。万が一の滞納や延滞の時にも対応方法が異なります。複数の金融を相手取るということは、とても面倒なことなのです。おまとめローンで、一本化することで、各種お取り引きも一本化することができるため、手間が減ります。

◆おまとめローンを利用する前に!

さて、おまとめローンを組む前に、考えておかなければいけない事はなんでしょうか?まず、おまとめローンで一本化する目的は、あくまでも前向きに返済していくために、面倒な手続や支払いを一本化して手間を減らすというのがメインになります。おまとめローンを組んだからといって、返済額の負担が軽くなるわけではありません。結局は借金ですから、全額返済しなければいけない事に変わりはないのです。

また、金利についても、「おトクになる」ということを売りにしていますが、これもよく考えてみる必要があります。元々の借入に対して今までかかっていた金利にプラスして、新たにおまとめローンを組むことによって金利がかかってくるのです。今まで組んでいた借金の残高がどれくらいかによっても違ってきますが、これから個別に支払うであろう金利の総額と、おまとめローンで一本化したことによる金利の総額で考えて、メリットがあるかどうかを考えてみる必要があります。

借金で借金を返すことのないように!

◆借金で借金を返すのが多重債務者

「多重債務者」という言葉があります。そのままの意味で、借金がたくさんある人のことを指します。ではなぜ借金や借りた金融をそこまで増やしてしまったのでしょうか?

やはり返済が厳しくなってしまって、どうにも返せないので、借金を返済するために借金をしてしまうというのが一番大きな理由です。借金を返すために借金を組んでも、結局借金をし続けていますから、返済額が減っていきません。それどころか、複数の金融を利用した金利によって、返済額は増えていく一方なのです。

こうして、最終的にはどこの金融からも借入できなくなってしまいます。先述した通り、法律で「総量規制」が敷かれていますから、どう頑張っても利用額に限度があるのです。

◆借金は生活費ではない!

ここで、当たり前のことですが、「借金は生活費ではない」ということを今一度頭に入れてください。借金で生活が厳しくなるというのは、本来おかしな話です。そして、借金で圧迫された生活費を取り戻すために、さらに借金をするというのもまた、おかしな話です。

借金は自分自身のお金ではありませんから、やがて返さなければいけません。生活が厳しくなって、借金をするということは、人のお金で生活をしていることになります。人のお金で生活をしていけるはずはありません。こうした生活は、どう頑張ってもやがて崩壊していくことは目に見えています。

生活を圧迫するほど借金をしないということが、最前提としてありますし、そもそも生活が厳しいのであれば、借金をする前に、収入状況や生活状況を見直す必要があります。借金はその場しのぎにしかなりません。言ってしまえば、現実逃避です。

◆やがては闇金融へ

さて、借金で借金を返し、借金で生活費をまかなった人が最終的にたどり着く末路は、闇金融です。

やがてはどこからもお金が借りれなくなります。しかし、借金の膨大な返済があるため、借りれないと困ってしまうわけです。そうなれば、もう頼る先は闇金融しかなくなってしまいます。闇金融の手口はとても功名です。冷静な時には、絶対に引っかかるはずもないと思っていたものが、心理的に追いつめられた状況では、冷静な判断ができませんから、あっさりと闇金融を利用してしまったりします。

利用額と金利をしっかりと把握する

リボ払いについては、先述してきましたが、複数の借入がある場合なども含め、実際に借り主が返済額をしっかりと把握していない場合も多いです。借りた総額はわかっていても、それに対して金利がどれくらいついてきて、今現在、金利も含めて元本の何%が返済できているのかについて、把握しておくことが大切です。

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◆リボ払いの返済額は要注意!

リボ払いで返済をしていく場合、月々の最低返済額は決まっているものの、それ以上の額に関しては任意なので、返済期間が不明瞭です。ローンのように明確な返済期間が決まっているわけではないので、いつまで返済していかなければいけないのかがわかりづらいです。

とくに、金利もプラスされるわけですし、月々の返済額によって残高の減り具合や金利の負荷も変わってきます。便利ではあるものの、計画しづらいため、知らない間に金銭感覚が狂っていて、うまく返済しているつもりでも、元本が一向に減っていない可能性もあります。

リボ払いの残高の照会は、インターネットのマイページであったり、金融のATMなどでこまめに確認をするといいでしょう。

◆定額制のローンであればわかりやすい

毎月一定額を返済するローンであれば、わりと返済額がわかりやすいです。たいていばショッピングローンを組むときなどに、こうした定額のローンが組まれますが、ローンを組んだ後に金融側からその詳細が送られてきます。たいてい初回に送られてきた書類の中に、返済額の早見表のようなものが載っています。

返済期間がいつまでで、金利は元本に対してどれくらい付き、月々いくらの定額返済でいつまで返済していくかというようなことが、掲載されています。これを見て把握しておけば、定額ローンの場合は心配ないと思います。延滞さえしなければ、予定どおりの返済期間で完済できます。

もし、延滞したとしても、翌月の合算引き落としがない以上は、自分で延滞したぶんをコンビニなり口座へ、振り込まなければいけませんから、リボ払いのように返済期間が長引くということはまずありません。

誰でも借金できる今の時代にちょっと待った!

キャッシングにローン、クレジットカードにカードローンと、近年では非常にさまざまな借入の形態があります。豊富な融資の種類もそうですが、フリーローンの登場によって、多くの人が、同じ条件で誰でも借入できるようになりました。

融資を受けるには、安定した収入や社会的地位が必要だった昔と比べて、本当に誰でも簡単に借金ができる時代となっています。しかし、このことについて、今一度よく考え、注意をしていかなければいけません。借金をする前に、考えておけることや、知っておきたいことなどをまとめて解説していきます。

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◆便利なものには裏がある!?

便利なものには、それ相応のリスクが伴います。そのことは、借金においても決して例外ではありません。キャッシングを利用すれば、その日のうちに現金を手にすることができます。カードローンでは、24時間いつでもATMから借入ができます。しかし、こうした便利なシステムには、必ず欠点やリスクがあります。

便利で自由度が高いということは、それだけ自由な借入ができるということです。これは一見、私たちにとって凄く便利に見えますが、それだけしっかりとした自己管理能力が必要になるということも意味しています。借入時に審査不要で借金することができれば、いつしか「借金」をしているという感覚や、金銭感覚そのものが薄れるでしょう。

近年では、インターネットの発達によって、キャッシュカードを作ったりお金を借りたりと、何でもネット上でできてしまいます。このことも借金においては、直接お金を手に持たないため、金銭的な現実味を奪ってしまいます。

いかがでしょうか?私たちは、自由度が増した今日の借金の制度において、よりいっそう自分自身で考え、計画性をもって借入していかなければ、借金地獄にはまって抜け出せなくなってしまうことも、決して他人事ではないのです。

◆借金の若年化が深刻!

比較的誰でも、同等な条件で借入ができるようになたことで、若いうちから借金をする人が増えています。学生のうちから借金を重ねていく人も一昔前と比べて圧倒的に増えたのではないでしょうか?

若いうちからこうした金融のお世話になってしまうと、言ってしまえば、高額のお金が努力なしで簡単に手に入ってしまうため、金銭感覚そのものを大きく狂わしかねません。年を重ねるごとに借金の世界へとのめり込んでいき、やがて多重債務者となるケースが増えています。